<福島県相馬市仮設住宅へのピースドールプロジェクト・ボランティア報告>

2012年4月21日(土)と4月22日(日)の両日

3、11以来、1年が過ぎ、何か私達に出来る事が無いか?と考えた結果、

ピースドールプロジェクトとして行ってみようと思い立ち、10数人で準備をして下さり、取あえず車1台5名(玉木、佐藤、加藤、師井、大林)で行くことにして、佐藤さんにはドライバーをお願いし、師井さんには歌を歌っていただく事に成りました。

メンバーの一人、玉木 紀さんは相馬市出身ですので、市役所との連絡や仮設住宅の組長さんとの連絡もお願い致しました。


ピースドールは世界に一つしかない自分用に作って、これからの自分に対して、メッセージを書き、毎日笑顔で対面して頂くことを目的にしています。

東京都武蔵野市の小学校の子供さんからも、ピースドールと励ましのメッセージを沢山頂きました。



 

福島県相馬市で有名な桜と馬です。

 


4月21日(土)大野台第一仮設住宅(約180戸)談話室にて午後1時から3時まで行う。*因みに、大野台は第九仮設住宅まで有ります。

 

 

 

 



#参加者の皆様からの声

○私達が手作りで参加出来るボランティアグループは初めてです。

○お父さんが船の上から津波が来るから早く逃げろと連絡をくれたので助かった。お父さんが命の恩人なので感謝を込めて「愛してる」って書こうかな!

○今までのボランティアの方々には感謝している。でもこれからは、与えていただくばかりではいけない。自分達でこんな可愛い人形がつくれるって、明かりが見えてきた。本当にありがとう。

○家族全部亡くしたおばあさんがいるんだ、今日誘ったけど出てこないので、作って持って行ってあげるよ。

○お隣に気兼ねして大きな声を出せなかったけど、腹がよじれる程笑ったのは、3、11以来だ!

○もっともっと他の人に作ってメッセージを書いて渡してあげたいので、持って行っていいかい?(有るだけいくらでも良いですよ。)

○この物は買って来たのかい?(いいえ今日来れない方々10数名の方々が全て手作りで準備してくれました。)

○今日参加出来て本当によかった。

○大声で昔懐かしい歌を歌えてすっごい楽しかった。

○大変励みになります。


4月22日(日)柚木(ゆぬき)南仮設住宅集会所にて午後1時から3時まで行う。
(作り方は大野台と同様)


  

 

 

 

  

 

 





#参加者の皆様からの声

○何たって待ち遠しくて、30分も早く来てしまった。早過ぎるかい(いいえ、いい機会だから皆様がくるまで、お話の相手をさせていただきました。お喋りをしたことで、ホッとしていらしゃる様子でした。)

○こんなにきちんと準備してもらったのを、座ったままでさせてもらって作れるって楽しいなあ、ありがたいな〜 又来てくれな〜!

*私、不器用なんだと言っていた方が、途中から一言もしゃべらず、遅れて入って来た方が語りかけたら「黙ってろ今無我夢中なんだから」とあの人もこの人にも作って励ましのメッセージをつけてあげたい、と沢山作りました。

*最後に「もろいみちこさん」と全員一緒に大声で歌を歌い、涙を流しながら歌いました。

*全て終了した後、私達に抱きつき、ボロボロと涙を流し絶対又来てねと、手を振ってお別れをしました。

(ピースドールのキットを他の人達にも持って帰って作りたいと、おっしゃたので残りを全て持って帰って頂きました。作り方の見本も全てお持ちになりました。)

*私達は現地に着くまで、どんな対応をすべきか、考えて居りましたが、いつも通り明るく相手の方々のお話をよく聞いてさしあげる事で充分だった様に感じました。

仮設住宅に入られて、皆様助け合って暮らしていらっしゃいます。やっぱり日本人は素晴らしい、私達の方が癒された思いです。

次回は今年8月25日()と8月26日()の両日予定致しております。

大野台第一仮設住宅の組長さん、柚木(ゆぬき)南仮設住宅の組長さんも、不便な所に又来てくれるのかい、ありがとう、待って居りますとの事でした。

報告者: 大林美穂子